僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「つか、こいつら目当ての女性が特に多い……ι」
「あー…」
わかる気がする。
「おい!唯、これ運べ」
厨房の祥太郎くんが焼きそばとフランクフルトをカウンターに置いた。
「あ!はいっ!」
“唯”っていきなり呼ばれたから少しびっくりした。
前髪ゴムで結って汗だくになりながら焼きそばを作る姿が似合っていてかっこいい。
「お待たせしました。焼きそばとフランクフルトです。」
家族連れのお客さんのテーブルに置いた。
「おいしそう!ありがとうっ!」
5歳ぐらいの子が私に笑顔で言った。
つられて私まで笑顔になってしまう。
こうやって、ありがとうって言ってもらえると嬉しいです。
やりがいを感じる。