僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
駅をでて、ドサッと大きな荷物を地面に置いた。
いざ、いっくんの海の家へ!
……って
「いっくん家ってどこだぁぁあぁ!!」
私は一人、田舎の駅で叫んでしまった。
そういえば、いっくん家の場所聞いてない。覚えてない。私方向音痴だし!つか、いっくん迎えに来てよ!
ウーン。と私は頭を抱えた。
と、とりあえず!海!海に行けばいいのだよ!
私は荷物を持って勘で海へと向かおうとした。
「ちょっとそこの子ー」
「へ?」
ポンッと誰かに肩を叩かれて、私は振り向いた。
「今、暇ぁ?」