僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
翌日。
「「「おぉ~!!」」」
「唯ちゃん似合う~」
「ありがとうございます」
お祭りってことで近所のおばあさんに浴衣を着せてもらいました。
「唯ちゃんは何着てもかわいーね」
「唯!あれだ!あれ!浴衣着たらあれやんねぇといけねぇよ!」
「あれってなんですか?」
なんだろう?
伝統的なこと?
「帯持って」
「?」
そう言って、祥太郎くんは私の帯を掴んだ。
「くるくるーって、『よいではないかごっこ』」
「あーれー……ってやりませんよっ!」
全くこの人はろくなこと考えないんだから……ι