僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?



翌日。



「「「おぉ~!!」」」



「唯ちゃん似合う~」



「ありがとうございます」



お祭りってことで近所のおばあさんに浴衣を着せてもらいました。



「唯ちゃんは何着てもかわいーね」



「唯!あれだ!あれ!浴衣着たらあれやんねぇといけねぇよ!」



「あれってなんですか?」


なんだろう?


伝統的なこと?



「帯持って」



「?」



そう言って、祥太郎くんは私の帯を掴んだ。



「くるくるーって、『よいではないかごっこ』」



「あーれー……ってやりませんよっ!」



全くこの人はろくなこと考えないんだから……ι














< 84 / 239 >

この作品をシェア

pagetop