僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
海の家から歩いて15分ほどの大きな神社でお祭りが行われています。
「わぁー!すごいですね」
人も屋台もいっぱいで賑やかだぁ!
「あ~!唯ちゃん、金魚すくいだよ~!やろやろ~」
「いーですよ!勝負ですね!」
「ちゃんとすくえんのかぁ?」
祥太郎くんが馬鹿にしるように言った。
「失礼ですねぇ~。すくえますぅ!」
私は張り切って浴衣の袖を捲り上げた。
「おっ!唯にゃんがんばってー」
「がんばります!」
「じゃあ、唯ちゃんいっくよ~?スタート!」
歩くんの声で私と歩くんの金魚すくいバトルが始まった。