僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?



「……ま、このままでもいんじゃね?」



「でも、二人もきっと困ってますし……」



「……唯、お前なぁι」



「?」



「なんでもねぇ……行くぞ」



人混みの中、私と祥太郎くんは二人を探した。



うぅ……っ


人が多すぎです



祥太郎くん歩くの速いし



どんどん祥太郎くんと離れてく



これじゃ、私たちまではぐれちゃいますよー




「祥太郎くーん!待ってくださーい!」



大声で叫んだけど、周りがにぎやか過ぎて聞こえてない。



どうしよう……




どんどん離れてく








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