僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
祥太郎くんは見えなくなっていった。
「ねぇ?キミ一人?」
いきなり、DQNな男に声をかけられた。
……しまいにはナンパですか。
直人くんといい、この辺は多いですねぇ。
「……独りになってしまいました。」
「じゃあ、俺と遊ばない?」
「はぁ……でも、独りじゃないんですよ。見えないかもしれませんが、ここに3人ほどいらっしゃるんです。」
私は誰もいない空気を指差した。
「え゛?」
男は案の定、困った顔をした。
私もいい加減ナンパ対策を学習しました。
「ま、まぁ冗談はやめて遊ぼうよ」
そう言って、男は私の肩を掴んだ。
な、なんと!作戦失敗です!