僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「あ~っ!唯ちゃ~ん!祥ちゃ~ん!」
本部の近くに行くと本部から歩くんが腕をブンブンと振った。
やめてくださーい!
名前を呼ばないでー!
これ以上、目立たないで!
周りの目が痛いです……。
「全く、どこ行ってたんだよー。高校生になって迷子とかー」
「おめぇらはバカか!俺らに恥かかせんな!」
祥太郎くんがややキレ気味で言った。
「だって、二人ともケータイでねぇし」
「「あ」」
直人くんの言葉に私と祥太郎くんは顔を見合わせた。
私たちは素早くケータイを取り出して、見た。
「わっ!7件もきてました。」
「って、なんで俺のケータイには54件とか嫌がらせみてぇなことしてあんだよ!」
「「えへ☆」」
「えへ☆……じゃねぇよ!」