Maybe Red
俺は生徒に首ったけ
「恵(ケイ)!!ほんっとゴメンって!!」



「じゃあ…誠意ってヤツ見せろや。」



「はははっ…。」



「まあまあ、そう言わず…な?ココは俺の奢りだから…。」



「んなの、とーぜんだろ!……一番高い焼酎、頼んでやる。」



「えっ…」



「じゃあ俺もっ!!おっちゃんっ!!ソコの森伊蔵…キープね。」



「オイっ!!ソコっ!!大和(ヤマト)っ!!お前まで便乗すなっ!!ってか、ただのしがないサラリーマンのこの俺に、んな金あるかっ!!」



「ハッ!!金なら…あんだろ?夏のボーナスの余りと、ココでのバイトでコツコツ貯めた金。んで、この前パチで勝った泡銭。」



「そっ、それは…俺と菜奈美の…」



「飲もうぜ。大和。」



「サンキュ!!創(ハジメ)。ゴチになりまーす!!」



「オイっ!!」

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