Maybe Red
ただ今の時刻。PM 11時55分。



俺、楢崎 恵は、高校んトキからのダチ…中山 大和(ナカヤマ ヤマト)…と、これまた高校んトキのダチ…結城 創(ユウキ ハジメ)に酒を奢らせていた。



ん?



なぜか…って?



それは…



「だ~か~ら、ゴメンって!!」



「許さねぇ…」



「はははっ…」



「もう、勝手に白衣持ってったりしねーからっ!!」



「ぜってぇ許さねぇ。俺の白衣をくっだらねぇコトに使いやがって…」



「はははっ…確かに。」



「うっ…。ってか、笑うなっ!!ソコっ!!」



「はははっ…」



そう。このアホ…創が、俺の部屋から勝手に白衣を持ち出し、挙げ句の果てに、それをマンネリ化した彼女との夜の営みに利用しやがったからだ。

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