秘密な契約と掟破りな愛【続】

病院へ着くと集中治療室へ案内された。そこには、防弾着を来た数名の人が立っていてお互いに頭を下げた。



ガラス越しから慎矢さんのベッドを覗くと、一気に血の気が引いて行く…。身体中機械だらけで…見ているのが痛々しい……。



「……司令官は……俺を庇って……胸に銃弾を二発…受けました…」


「………………」


「……医者の話しによると………今は何とも言えない状態だと………本人の…体力次第だと……言ってました…」


「……そう……ですか…」



慎矢さんの……体力次第…?それって…どう言う事?生と死を……さ迷ってるって事…?



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