秘密な契約と掟破りな愛【続】
「えぇー!!お兄ちゃん、もう帰っちゃうの?!また遊んでくれる?」
気付くと時刻は夜の8時になってた。今から帰っても結構遅い時間になるものね。
「…お邪魔しました。今日は本当にありがとうございました。ご馳走様でした」
「いえいえ。何もお構いなしに。また二人で帰って来てくれるの楽しみにしてるわね」
「ありがとうございます。おやすみなさい」
家族総出で門構えの所まで見送られると、頭を下げて車に乗る。
最初は緊張して、つらかったけど本当に皆がいい人で…嬉しかった。