秘密な契約と掟破りな愛【続】
「好奇心からだな」
「好奇心?」
「ああ。警察学校に通って公務員試験を受けて免許が欲しかった。だが、ある人に騙されてな」
「騙された?慎矢さんが?」
「公務員試験を受けて通った後、もう一つ…国家試験があると言われて受けたのが特殊部隊の試験だった」
「そんな事もあるのね。慎矢さん…意外だわ」
「あん時はまだまだガキだったからな。世間知らずだったのをいい事に受けさせられた」
そんな過去があったのね。