秘密な契約と掟破りな愛【続】
「で、その難しい試験に受かって今があるのね。凄いじゃない」
「騙した奴も受かるとは思ってなかったらしいからな。驚いてたな」
「きっと、慎矢さんだから難しい試験受けさせられたのね。素質あるの見抜かれてたのね」
「どうだろうな」
「ねぇ、もう一つ質問してもいい?」
「質問攻め好きだな。人の事ばかり聞いて、面白いか?」
「ええ。とっても面白いわ」
だって…慎矢さんが今まで生きて来た証なんですもの。何だって知りたいわ。