秘密な契約と掟破りな愛【続】
「………は……はい…」
「…お宅のだと思うんですが…洗濯物が家のベランダへ風で流されて飛んで来たみたいで、確かめて貰えませんか?」
洗濯物…?確かに今朝は洗濯してから仕事に向かったけど……ちゃんと…洗濯バサミで止めてた筈…。
「……そ、それなら…彼に見に行ってもらい………きゃっ?!な、な、何ですか?!」
男は私の言動が気に入らなかったのか、目付きが鋭く変わったと思った矢先…腕をぐっと掴まれた。