秘密な契約と掟破りな愛【続】
幸せが重なる素敵な結婚式
「……朱里。おはよう」
「……ん………おはよう……」
「まだ眠たいか?少し寝るか?」
「…ん〜………大丈夫。今日は…結婚式だもの。早く起きてお肌の調子調えなきゃ…………っ……」
「どうした?」
「………いいえ…何でも……っ……ご、ごめんなさいっ!!」
私はベッドから跳び起きると急いでお手洗いへと駆け込んだ。
「……ぅ……ケホッ……ケホッ…」
気分が悪くて嘔吐する。
嘘……今日は結婚式なのに…。