秘密な契約と掟破りな愛【続】
「朱里さん。お腹張ったりしてない?赤ちゃんの動きはどう?」
「赤ちゃんは…大人しい様な気がします。お腹はたまに張ったりするぐらいなので、陣痛はまだみたいです」
「そう。赤ちゃんが大人しいって事は、もう近い内生まれるわね。楽しみだわ〜」
私よりも周りの皆が楽しみにしてくれているみたいで、何だか凄く温かい気持ちでいっぱいだわ。
あなたは皆に愛されてるのね。皆、あなたの誕生を待ってるからね。
私はそっとお腹を撫でると赤ちゃんはポコッとお腹を蹴った。
「クスクス。私の考えてる事わかるのね」
明日は定期検診の日だから、またあなたに会えるの楽しみにしてるからね。