秘密な契約と掟破りな愛【続】
少ししてすぐ、慎矢さんは迎えに来てくれて車へと乗る。いつもなら、嬉しい筈なのに…今は何だか…複雑…。
「来るなら連絡ぐらいしろ。わざわざ来なくても空港へ迎えに行ってやるから」
「仕事が早く、終わったから。この方が早いかなって思って」
「…気を使うなって言ってんだろが」
「気なんて使ってないわ。私がそうしたいだけなんだから」
「フッ。そうか」
それより…さっきの二人が気になって仕方がないわ。慎矢さんの事…信じてない訳じゃないんだけど…気になる…。