秘密な契約と掟破りな愛【続】
「……断る。俺が居るからって、手術が無事に終わるとは限らねぇだろ」
「でも…少なくとも彼女の精神面では頼りになるわ。…病は気からって言うじゃない」
「……知るか。アイツと会う時間あんならお前と会うに決まってるだろ」
「…慎矢さん。本当は…心配なんでしょ?気になるでしょ?私はこの通り元気だし、彼女の手術が終わったらまたデートとか出来るわ」
慎矢さんの言葉は凄く嬉しい。本当に嬉しかった。だけど……今は欲張っちゃいけない…我が儘を言ってはいけないんだから…。