秘密な契約と掟破りな愛【続】

寝ているお前の髪をそっと撫でた。お前が元カノである百合に執着してたのは…自分と被って見えてたんだな…。



弟の死に母親の死…父親の失踪……そして…恋人の死か…。よくお前は曲がる事なくいい女になったな。



お前が自然と周りに気を使う性格になったのが…わかる気する。我が儘言わねぇのも本音を見せねぇのも……仕方ねぇんだな。



そんなお前だから俺はお前に惚れた。お前が今まで寂しい思いをして来た分……これからは俺がついててやるからな。



< 79 / 250 >

この作品をシェア

pagetop