・・・届かぬ想い・・・
過酷な現実・・・
結婚して2年、
倖樹がちょっとおかしくなった気がした。
倖樹は
仕事に出る回数が減ってたり、
アタシとの喧嘩も
前より多くなってきた。
そんなある時。
アタシあてに
会社に電話がかかってきた。
「・・・もしもし」
「あの―篠原さんですか??
私、セブンドラッグの店長を務めてます
高山といいます。」
セブンドラッグとは、
倖樹が働いてる会社だ。
「あの・・・倖樹に何か???」
「あ―最近篠原さん、
仕事にも来なくて
2週間ぐらい来てないんですよ。
それに、
店では騒ぐし・・・
なので、
今月で辞めさせてもらいます。」
――――えっっ!!!!!!!!???????―――――
倖樹は、
アタシが見る限り
週に3回は仕事に行っているはずだ。
なのに??なのに
どうして????
店長「本当は本人に
言うべきなんですけどね―
電話取らないし、
来ないし・・・・・・
旦那様にも
伝えておいてくださいね
では、失礼しま-す」
―プッ―ツ―ツ―ツ―ツ―
頭の中が真っ白になった。
―どうして―????倖樹―――