Love days
1.day
one story
「ぅ・・・うううぅ・・・」
寒い寒い冬の夜。
クリスマスを迎えようとしているこの、寒い季節。
クリスマス・イヴ、3日前。
外は、イルミネーションでキラキラしていて、
幸せそうな家族や、カップルで
埋め尽くされている街路。
そんな中、道の端っこで泣いている私。
「ふっく・・・ぅぐ・・・ううぅ~・・・」
クリスマス前だというのに、彼氏に振られた私。
付き合っていた彼氏に、彼女が居た。私じゃない、彼女。
しかも、私は、浮気相手。
可哀想な私。
バッチリ決めてきた巻き髪も、
ただの、ボサボサ頭になってしまっている。
バッチリ決めてきた化粧も、
真っ黒な涙で流れてしまい、汚いだけ。
「・・・ははっ・・・笑えてくる・・・」
悲しい気持ちが大きすぎて、
悲しい気持ちを通り越して笑えてくる。