Love days
3.day
three story
クリスマス・イヴ一日前。
冷たい風邪が吹く朝。
お母さんに、買い物を頼まれて
近所のスーパーに向かう。
「寒いっつーの・・・」
なんてボヤキながら、石ころを蹴りながら
道を歩く。
寂しい一人遊びをしながら歩いていると
スーパーに着いてしまった。
「何だっけ・・・えっと、にんじんでしょ?・・・あ。ブロッコリー」
頼まれた食材の書かれたメモを片手に、
野菜コーナーを歩く。
「・・・はぁ?ブロッコリーないよ」
野菜コーナーにブロッコリーが無く、
軽くブチギレる私の肩を後ろから叩いたのは
「っげ!?さささ、サンタさん!?」
運命ですか?なんて思っている私は、相当自惚れている。
「なんやねんな。“っげ!?”って」