Love days
幸せそうに私の前を通り過ぎていく人たちに
腹が立つ。
私って、相当捻くれた奴なんだね。
やだな。
だからフラれちゃうんだよ。
なんて、自分を貶せば貶すほど、
悲しくなっていく。
悲しくなれば、涙がどんどん溢れ出る。
「・・・あの、大丈夫・・・?」
え?
号泣する私に向かってそう言ったのは、
サンタの格好をしている男の子。
突然話しかけられた私は、驚いて
その男の子を見る。
「・・・ぶっ・・・あの、顔・・・やばいですよ?」
突然、顔を上げた私の顔を見て、
そのサンタさんは、笑った。
「・・・知ってるよ」
クスクスと笑うサンタさん。