Love days
優しい声で、あの時みたいに優しく言う寛和君。
「・・・ううぅ・・・嬉しすぎてぇ・・・やばい、涙が止まんない・・・」
何言ってんのか分かんない。
「あぁ?何言っとんか全然分からんで?」
ハハッと笑って、私の頭を撫でる。
「だめ・・・だめだ。涙止まんない・・・ねぇ。なんでだろう?」
しゃがみ込む私。
ボロボロ流れる涙。視界が歪んで見える。
無地のワンピースが、水玉模様に変わる。
「・・・明日香。泣くなって・・・」
小さく蹲る私の体をそっと包み込む寛和君。
温かい。さっきまで寒かったけど、ホント、温かい。
「・・・クリスマスプレゼント。私も、寛和君にしよっかな?」
そう言って、涙をふき取る。
「うん。俺、いい奴やし、オススメやで」
なんて言って、私の唇にキスをした。