青空と暗い屋上2

悲しみの底

一歩

また

一歩

今日は晴れた空

箪笥の中にしまった死体は今どうしているのだろうか?

そんな疑問を思いつつ

浮かばった

空想。

学校の屋上に立っていた

突然前が霧に覆われた

私は自分の足を見る

あと一歩の先が霧でよく見えない

私は



死ぬの?


足が勝手に動く

ジリジリと足は前へ

その時頭に声が横切った


悲しみの底にはね




死があるんだよ。






ふっ

と青空の屋上に戻った

息がまだ上がっている

何もなかったような空

さっきの言葉は?


自分の手首を見た

私は…

死ぬ勇気もなければ生きる勇気もない

だから半端な事をする

悲しみの底にはまだ行けてない




私はなんのために生きているんだろう



涙が溢れてどうしようもなかった




何に泣いてるのかもわからず、屋上のコンクリに涙をポタポタ落とした
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