青空と暗い屋上2
悲しみの奥底は見えないし、
皆見ようともしないで

逃げてるばかり

幸せへと逃げていく

私には逃げる“幸せ”という場所なんかない

“幸せ”とは?
“幸せ”とは、

私にとって

くだらない場所。

汚い、自分が楽できるところ。

人間は腐食していく

私の心は腐ってく

地面に足が着いていることが確認できると

空を見上げた

「悲しみの奥底にはね、」
彼女は続ける

悲しみの奥底にはね、



。。。





があるんだよ。




空は無視をした。
< 2 / 13 >

この作品をシェア

pagetop