青空と暗い屋上2
夏服の高校生
校庭では野球部の練習の音と声が聞こえる
夕方近い4時過ぎ
まだ空は青い。
彼はいつものように座っていた
その瞳は少し輝いていた
彼女はその日屋上には来なかった
でもそんなの関係なかった
他人なんだから。
僕は校庭をただただ眺めていた
「あぁ僕は生きているんだね」
一粒だけ、本当に一粒だけ涙がぽろっと垂れた。
まだまだ興奮が収まらない。木之下くんよりもっともっとすごい快感が
僕を満たしている。
だめだとわかっている
僕がこんな姿を見せたら僕はすぐに悪い印象がつく
でもね、
僕は頭が良くてとても賢いから
みんなはすぐだまされる。
とても明るい
いい子
なんだよ、僕は。
にやりと笑った顔は太陽だけが見ていた。
夕方近い4時過ぎ
まだ空は青い。
彼はいつものように座っていた
その瞳は少し輝いていた
彼女はその日屋上には来なかった
でもそんなの関係なかった
他人なんだから。
僕は校庭をただただ眺めていた
「あぁ僕は生きているんだね」
一粒だけ、本当に一粒だけ涙がぽろっと垂れた。
まだまだ興奮が収まらない。木之下くんよりもっともっとすごい快感が
僕を満たしている。
だめだとわかっている
僕がこんな姿を見せたら僕はすぐに悪い印象がつく
でもね、
僕は頭が良くてとても賢いから
みんなはすぐだまされる。
とても明るい
いい子
なんだよ、僕は。
にやりと笑った顔は太陽だけが見ていた。