私は街外れにある仕立て屋です

注文品、作製終了

今日が約束の土曜日。
もう直ぐ来店されるかな？


カランカラン


噂をすれば


「いらっしゃいませ、魔法使い様」

「出来ましたか？」

「はい！勿論絶対に気に入って頂けると思いますよ！こちらがそうです」

「まぁ〜！何て美しい靴なの！私も何百年と生きてるけど、こんなに美しい 靴 は見た事が無いわ！


本当に有り難うね！
貴方に任せて良かったわ！
本当に貴方は素晴らしい
仕立て屋さん
ね！

はい、これがお礼ね！」

「有り難う御座居ます」

「さて、のんびりとはしてられ無いわ、早速この 靴 を持って お嬢さん の所に行って上げないと！
それでは失礼」

「有り難う御座居ましたぁ」

こうして、出来上がった 靴 を、魔法使いは持って行きました。