[完]俺様とお姫様の約束
母さんから連絡が来たため

聖夜に蘭を待たなくていいことを伝え


代わりに俺が蘭を待つことにした


体育館の方から走ってくる蘭の姿が見えた


「蘭走らなくてもいいって…おっと」


蘭は俺の目の前でつまずいた


間一髪で受け止める事が出来たが


「潤ありがとう」


「走るなっていっただろうが!」


「ごめんごめん!」


全く母さんによく似た蘭だ

母さんもよく走っててよくつまずいていたらしい


その時は父さんがしっかりキャッチしてたらしい


父さんいわくだいたいこのタイミングでつまずくだろうな〜ってわかるようになったらしい



もしかしたら俺もなるのか?


多分聖夜はわかってるだろうがな!



それにしてもあんだけバレーは出来る母さんや蘭なのにかなりどんくさい!!


「潤早く行かなくていいの?」


だいぶ自分の世界に入っていた


「あぁやばいな!急がないと父さんが帰って来るぞ!急ぐぞ!!」


「うぅん」


二人して走って家に帰った
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