[完]俺様とお姫様の約束
こうやって聖夜と手を繋いでいるのは


毎日のことだけど


やっぱり今はいつもの制服ではないから


ちょっと変な感じ


2人で来た所は


体育館があるところには


場違いな


噴水の所


ここは結構お気に入りの場所


まったく水が流れる音しかしない場所


だから試合の前には集中するために来ていた


「蘭頑張れよ!」


近くにあるベンチに座ったら


聖夜からの頑張れ!!


「うん!!頑張るよ」


「大学でもするんだろ?」


「うん!するよ!」


「追っかけがまた4年間つきまとうのかよ!!」


ちょっと不機嫌になった聖夜


「心配?」


「心配ですね…蘭がいつか俺のそばからいなくなるのかと思ったら」


「心配しなくても聖夜以外ありえないから!!聖夜のそばから離れるわけないじゃん!!」


「そうだな!俺にこんなにベタボレな蘭なんだからな!」


「そうだよ!」


「一生一緒にいてやるよ!!」


「うん!!」


チュッ




「蘭先輩時間です」


「時間だな!頑張ってこいよ!!」

「うん!!じゃあ行ってくるね!」

「あぁ」


聖夜と別れていざ試合へ



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