[完]俺様とお姫様の約束
「ひととりまわったよ。なんか聞きたいことある?」

「ある」


「何?」


なぜか空き教室に連れて来られた。


「好きなやついるのか?」

「えっ?」


「だから好きなやつはいるのかってきいてるんだけど」


「いるよ。小学生の時からの片思いかな…」


「いいな蘭にそんなに思われていて」


「聖夜君はいるの?」


「いるよ。俺も小学生の時から好きだったやつがいる」


「その人がうらやましいな〜で、どんな人なの?」


「かなり鈍感で俺と一緒で双子かな。そして今目の前にいる。蘭ずっと好きだった。俺と付き合ってくれ」

「これって夢だよね…」


「夢じゃあない。蘭返事は?」


「蘭も聖夜君の事が好き」

ギュッ


「マジでうれしいんだけど。蘭」


「うん?」


ちゅ



ファーストキスはとっても甘かった。
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