キスの魔術師
毎日8時5分に恭介があたしの家の前に来てくれる。
ちなみに恭介が毎朝起こしてくれる時間は7時きっかり。
この時間はあたしが頼んだ!
恭介はいつも6時に起きてるらしいけど、あたしはそんなに早く起きたら、授業中お寝んねや。
1階のリビングに行くと、すでに朝食の準備がされていた。
「そこにあるチョコかマーガリンをぬって食べてね」
お母さんの声が台所からした。
『うん』
あたしの毎朝の朝食はパン。
朝にご飯は無理系なんだ。
『今日はチョコにしよーっと』
チョコが好きなあたしは、チョコを塗って食べた。