キスの魔術師
――――――・・・
そして3回くらい、いろんなプリ機で撮った後、帰ることになった。
「時間経つの早ぇーな、オイ」
『まったくだよ~。もっと恭介といたい~』
「可愛いこと言ってくれんなぁ。俺ももっとハイジといたいぜ」
ちょうどバスが来ていて、そのバスに乗って帰った。
大好きな人と過ごす時間は、もっても早く過ぎる。
魔法にかかったみたいに……。
学校前のバス停で降りて、あたしたちはいつものように帰った。
「ハイジー、明日は…居残りはかんべんな」
『思った~。絶対に先生にバカってことばれないように頑張らなきゃ』
よしっ。
明日は頑張ろう。
ってか今日、10分でプリント終わったんだし、やればできるんだよ。
「なぁ、ハイジ……?」
『ん?』