キスの魔術師
俺は一瞬のうちにハイジの唇を奪った。
奪うだけじゃ足りないから、やっぱりいろんな角度からせめる。
もう2年間もハイジとキスをしてきている。
だからもう馴れて、いっぱいできる。
だけど俺は、その1回1回に緊張して、胸がキュンとなって…
って俺、なんか乙男みたいじゃん!!
「んっ……きょ…すけ……」
唇が1回1回離れる瞬間に、一生懸命俺の名前をぶハイジ。
もうヤベェよ。
超ヤベェ。
まじハンパねぇ……。
もう……
『ハイジ……』
ハイジを……
「恭介……」
一生、離したくねぇ。