キスの魔術師
ハイジの後から家に入り、俺はとりあえずハイジをベッドまで連れていくことにした。
ハイジの部屋は、もう何回も入ってるからどこにあるかわかる。
『ハイジ…』
「ん?」
『……こーゆうときは、とりあえず…』
俺は無意識のうちに呟いていた。
そして俺はハイジを…
「えっ! ちょっっ…」
お姫様だっこしたのだった。
『2年目にしての、初!!お姫様だっこ☆』
俺は陽気にそう言って、ハイジに笑顔を向けた。
すぐ近くにハイジの顔があるから、俺の胸はキュンキュンだぜ。
「ひゃー。めっちゃ恥ずかしー」
ハイジは顔を真っ赤っかに染めて、そう言った。