キスの魔術師
『ハイジ、まじお姫様みたいー』
俺がからかってそう言うと、ハイジはさらに顔を赤く染めた。
『うお。リンゴだリンゴ。ここにリンゴちゃんがいる』
「もう、やめてー。あたしリンゴは嫌いなのー」
『いや、そうゆう問題じゃねぇだろ…』
「あたしにとってはそうゆう問題なのー!!」
『まぁいいけど…。とりあえず、ハイジの部屋行きまっす』
「んー。ありがとぉ」
ってか今思ったけど、ハイジって普通に軽いな。
俺はそんなことを考えながら、階段を上がった。
ハイジの部屋に着いて、中に入ると、俺はハイジに言った。
『ベッドに降ろすぞー』
あ、やべ。
ちょっと響きがエロチックかも……。