キスの魔術師


帰りの途中だってのに。

道端だってのに。


俺はかまわずキスをした。



「んっ……ふ……っっ」



ハイジから漏れるこの声がすごくエロくて。


俺のキスはもっと濃厚なものに変化する。



「んっ…ふ…んっっ……」



好きだ…ハイジ。

好きだ。



何分かして口を離すと、ハイジは笑いながら言った。



『ふふっ。 恭介、エローい』



そのやんちゃな笑顔が、俺の胸をキュンとさせる。



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