キスの魔術師
『んじゃぁ! ちゃんと中に入れよ~』
俺はそう言いながら歩き始めた。
「うん! 恭介、ありがと。気をつけてね~」
笑顔で手を振ってくれるハイジ。
『おう』
俺は脳内にしっかりとその笑顔を記憶した。
日に日にどんどん可愛くなってきて、日に日に愛しさが増すばかり。
なぁ~ハイジ。
俺、ハイジのことめっちゃ好きだわ。
ほんま好き。
だからぁ、ずーっと俺から離れでな~。
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