Boys Kissシリーズ・『悪魔とのキス』
いつの間にか、アイツが目の前にいた。

…涼しげな笑顔で。

「何だかフラフラしてたけど、大丈夫?」

「だっ大丈夫っ」

正直今の方が大丈夫じゃない。

「お茶、ちょうだい」

そう言ってOKしないまま、ペットを取られた。

「あっ!」

止める間も無く、口を付けた。

「―お茶、好きだよね」

一口飲んで、返してきた。

…コレをどうしろと?

「まあ、な…」
< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop