ヘタレな彼が好き
「歩ける?」
拓海さんが聞いた。
「んふふ…歩ける~。
直立二足歩行できるよぉ~!」
「ちょっと待ってて。
勘定すましてくるから。」
「はぁ~いっ!
出口でまってまふ。」
歩けると言ったが、
ふらふらとおぼつかない足取り。
そして、クラブの出口に向かって
階段をのぼろうとしたとき…
ズテっ!
ウエッ
ゲボッッ
そう…まさかだった…
転んだ時のうちどころが悪く、
また酔っていたので、
あたしは、、、
ゲボっと吐いてしまったのだ!!