ヘタレな彼が好き


「歩ける?」
拓海さんが聞いた。


「んふふ…歩ける~。
直立二足歩行できるよぉ~!」

「ちょっと待ってて。
勘定すましてくるから。」

「はぁ~いっ!
出口でまってまふ。」



歩けると言ったが、
ふらふらとおぼつかない足取り。


そして、クラブの出口に向かって
階段をのぼろうとしたとき…




ズテっ!
ウエッ
ゲボッッ





そう…まさかだった…

転んだ時のうちどころが悪く、
また酔っていたので、


あたしは、、、

ゲボっと吐いてしまったのだ!!
< 16 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop