ヘタレな彼が好き


「いやいや、、
それは悪いって。地道に並ぼ!
話すこともいっぱいあるしっ。」

そんな恥ずかしいところ、
誰かに見られたくない!

完璧に自意識過剰なことを
思うのとは裏腹に、
いい女(自分で勝手にそう思ってる)の演技をした。


「うわっなに、ゆり。
いい子ぶっちゃってっ!」

花音がふざけて小突いてくる。
ほっとけ、声にださず口だけで言った。

< 4 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop