*天然彼氏の観察日記*
「稜斗って名前で呼んでくれただけで満足だから。」
また最高な笑顔。あたしこれに弱いかも…。
「また明日なっ!!」
『…うん。また明日!』
なんだろう。今日の稜斗一段と優しかった気がする。久々に変態な話も混ざったけど…///
辺りがさっきよりも暗さを増していた。
ふと近くの公園に目を移すと、大きな時計が目に入った。
……6時53分……
…53分!?
『やばいっ門限っっ!』
全速力で家まで走ればなんとか…。
間に合って!!
足が壊れるんじゃないかってぐらい頑張って走った。