*天然彼氏の観察日記*
「行こう。」
ニコッ
笑いながら、差し延べられてる手を掴む。
笑うとさらにかっこいいなぁ。そんなかっこいいと、キスしたくなってくるじゃん。
あたしって変態なのかな?
もっとしたいなんて言ったら変態だって思われちゃうよ。
『…ねぇ、もっと…。』
わかっていても口は正直になってる。
「え?」
『もっと…して…?』
口が…止まんない…。
「…しょーがないなぁ…。」
クスッと笑って、はまったなって独り言を言ってる。
一瞬だったけど耳が見えた時、少し赤かった気がする。
『………ん……』
甘い声が優しく公園内に響いてく。
「……唯…好きだよ…」
『……あ…たしも……んぁっ…』
もうドキドキし過ぎて心臓が壊れそう。