恋に恋した5秒前



「だから明日から、朝練出るからね!!」

「うん。」



帰り道。


空はもう真っ暗で、徒歩の恋と並び、僕は自転車を押しながら学校の門を出た。




「あのさ、」


さっきからずっと言おうと思っていたこの言葉。




「暗いから、送ってくよ。」




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