私vs国連 〜悲劇の世紀末救世主伝説〜


しばらくして、やけにテンションの高い声が受話器の向こうから聞こえてきた。


「いらっしゃいませー!こちら核弾頭デリバリーセンターでございまーす!!」


「大統領主席秘書官・アッテンボローだ。大統領代理として命令する。核弾頭セット一つだ。」


「はい、かしこまりましたー!こちら、自国内でご使用ですか?それとも、他国でお使いですか?」


「残念ながら、自国内だ……。ターゲット座標は、追って注文する。」


「ありがとうございますー!お客様、只今50セントプラスする事によって、自国他国問わずに核弾頭が漏れなく世界中にプレゼントされる『ハルマゲドン・モード』に出来ますが、いかがなさいますかー?」


「あー、もう何でもいい!とにかく全部くれ!」


「ありがとうございましたー!では3分後に全弾発射しまーす!!」




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