私vs国連 〜悲劇の世紀末救世主伝説〜
三度、天界。
「あ〜〜あ。こーなっちまうワケか………。いや〜〜、タイムバグって怖いね〜〜。」
いつの間にか取り出したポテチをむさぼり喰いながら水鏡を見ていたバラディエルが呟く。
「…………あ…………あ…………あ〜〜〜〜〜〜っっっっっ!!!」
対するサラダイエルは、もはや髪の毛さえ真っ白になりかねないほどに自失していた。
「……だから、落ち着けって。」
「あ……あぐあ……あ………。」
と言っても無理な話である。バラディエルはポテチの残りを口に流し込み、サラダイエルの腕を引っ張って運命局へと連れていった。
そして、壁に立て掛けられている膨大な施行運命のファイルから一つを取り出し、そこに何かを書き入れたのだ。
「ほれ。………これで、問題無し。」
「……………………………………………………………いや、本当に、これだけで………?」
やっと自失状態から抜け出したサラダイエルが疑問を抱く。
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