【禁断の恋】赤い嘘【完】
「姫華のお父さんとお母さん、再婚同士なんだよ……。お父さんの連れ子が星矢くんで、お母さんの連れ子が姫華……」
「嘘でしょ……?まさかそんな……」
私と星矢が兄妹ではないということ、そして両親が再婚同士だったということ。
両親はそんな素振りを一度たりとも私に見せた事がなかった。
「多分、本当だと思う。
今まで言えなくてごめんね。姫華を悲しませたくなかったの」
そう言うと茜は呆然とする私に小さく頭を下げた。
「嘘でしょ……?まさかそんな……」
私と星矢が兄妹ではないということ、そして両親が再婚同士だったということ。
両親はそんな素振りを一度たりとも私に見せた事がなかった。
「多分、本当だと思う。
今まで言えなくてごめんね。姫華を悲しませたくなかったの」
そう言うと茜は呆然とする私に小さく頭を下げた。