【禁断の恋】赤い嘘【完】
「中1になった時、俺は直接両親に聞いた。
そしたら困惑しながらも打ち明けてくれたよ。
俺と姫華が本当の兄妹ではないって……」


茜の話は本当だったんだ……。


私は星矢と血の繋がりがないんだ。


もし両親が再婚しなければ、私達は赤の他人だったんだ。


「姫華を傷付けたくなくて今まで黙ってた。
でも姫華に好きだって言われて我慢しきれなくなった。自分勝手でごめんな?」

星矢はそう言うと私に小さく頭を下げた。
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