【禁断の恋】赤い嘘【完】
「……姫華って、星矢の妹の……?」


「あぁ。気持ち悪いだろ?妹が好きなんてさ」


「嘘でしょ……?」


女はそう言うと、愕然とした様子で星矢のワイシャツから手を離した。


「まぁそう言うことだから。もう俺に構わないほうが身のためだって。……じゃあな?」


星矢はその場で泣き崩れる女の頭をポンポンと叩くと、階段を降り始めた。
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