【禁断の恋】赤い嘘【完】
ベッドの中でさっきまでの余韻に浸りながら私は星矢の胸に顔を埋めた。


「ねぇ星矢……これからどうする?」


ようやく結ばれたとはいえ、私達は兄妹。


普通のカップルのように大々的に付き合うことは不可能だ。


「他の奴らには隠し続ける。高校を卒業したら、二人で暮らすんだ」


星矢は私の頭を撫でながら優しく微笑んだ。
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